INTERVIEW

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一般社団法人葛尾むらづくり公社
松本 信子さん

私はむらづくり公社の所属で、昨年(2022年)の7月からせせらぎ荘の食堂で調理のお仕事をしています。公社局長の松本松男さんがせせらぎ荘の「レストランかえで」で食事の提供をできる人を探しており、他のスタッフの後押しがあって担当させていただくことになりました。

せせらぎ荘は震災前まで、一般の宿と変わりなく宿泊者への朝夕食の提供や宴会の受け入れとレストランの営業を行っていたそうです。当時私はお客さんとしてよくレストランに来ていましたが、見た目もよくとても美味しかった記憶があります。震災後は食事の提供と宴会の受け入れを停止していましたが、その間も、せせらぎ荘の厨房は設備が整っているため何か活用できないかと考えられていたそうです。

そのレストランの営業再開にあたり、調理を私が担当することになって、初めは葛尾村役場の方たちや公社とせせらぎ荘のスタッフの皆さんを相手に食事提供の練習をしました。昨年7月のオープン以来、現在は週2回、金曜日と日曜日に営業しています。

再開当初は私1人で担当していたのですが、多い時で30人近くのお客様がいらっしゃるようになり、1人では手が回らなくなることが増えてきました。松本局長に相談し人手を探して頂きましたがなかなか見つからず、どうしよう、と思った時に自分の息子を誘ってみようと思いつきました。紆余曲折ありましたが、今は息子と一緒に厨房に入り食事提供をしています。

レストラン営業再開だけでなく、12月にはクリスマスイベントも開催されました。これもせせらぎ荘の活用を推進する動きの一つだそうです。このイベントのように、村内の子どもから大人まで、たくさんの人がせせらぎ荘を訪れて楽しくおしゃべりしたり、食事をしたりできる機会が増えて欲しいと思いました。コロナ禍のため、ここ2、3年は大々的に人が集まるイベントができなくなり、村民同士の交流が減っていましたが、こうしてまたイベントができるようになってとても嬉しいです。葛尾村に来てくれた若い世代の人たちと一緒に、葛尾村を良くしていけるようにお手伝いができればいいなと思います。

(2023年1月取材)


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