PLAYER INTERVIEW
出身は福島県南部の白河市です。周りに田んぼはありましたが、葛尾村ほど山に囲まれてはいなかったです。前職は製造業で、8年間郡山の会社に務めていました。でも、次第にこのまま同じ職でいいのかと考え始め、新しいことに挑戦してみたい気持ちになって転職を考えました。それを妻と話し合ったとき、郡山はたしかに便利だけど、妻には実家である葛尾村に帰りたい気持ちがあると知ったのです。以前、妻と一緒に葛尾村のにぎやかな感謝祭を訪れ、村の自然の豊かさにも触れたことがあった私は、妻の気持ちに共感しました。
正直、葛尾村に移住しようと決めた時、住む場所はどうしようとか、食料はどこで買うのかなど不安はありましたね。ですが、役場を訪れたらいろいろ教えていただけて安心できました。葛尾村に住んでまだ2か月ですが、大変だなと思うことはあまりありません。朝は鳥のさえずりで目が覚め、夜は満天の星空が見えます。人が少ないため、気が楽でのびのび生活できています。引っ越し直後の3週間はカーテンがなかったのですが、それが気にならないくらい人通りが少ないです。郡山では、同じアパートに住む人に挨拶しても無視されることがありましたが、葛尾村はつながりが強く、積極的に挨拶する習慣ができました。
私の所属する地域振興課では、農業・畜産に関わる業務のほか、害獣対策を行っています。私は、4月から農業事業に関わる補助金の管理と、有害鳥獣駆除隊の皆さんと連携した獣害対策を担当しています。まだ慣れない部分も多いですが、どちらも村民の生活に大きく関わる仕事なので責任をもった行動を心がけています。
また、役場のかつらおpride向上委員会に入ったので、そのPR活動もしていきたいです。山登りをしたり、1月からロードバイクを始めたので、今後はツールド・葛尾に出てみたりしたいと思っています。村の森林公園「もりもりランド」が再開したら、そこでキャンプもしてみたいですね!葛尾村についてはまだ知らないことが多いので、いろんな所に行って勉強していきたいです。
(2021年5月取材)