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葛尾村産米を使った日本酒「でれすけ」の開発

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    当団体は2017年から葛尾村でコメを生産し、その販路拡大とともに新しい加工品の開発にも力を入れています。第一弾の甘酒「ノマッシェ」、第二段の揚げせんべい「こじはん」(イベント用)に続き、2019年度は日本酒づくりに取り組み、今年4月末に葛尾村初の地酒となる「でれすけ」を発売することができました。

    食用米の「里山のつぶ」を使い、葛尾村の隣、浪江町にあった鈴木酒造店(現在は山形県長井市)に醸造を依頼したもので、4合瓶約1,100本を生産。葛尾村内の商店などで販売しました。

    「でれすけ」は「ダメなやつ」の意です。村の集まりなどでは、日本酒を飲んでいい気分になった人同士が親しみを込めて「でれすけ」と呼び合います。そんな陽気な笑顔が増えるようにと、だれでも親しめる味わいに仕上げていただいたほか、ラベルもユニークなデザインを採用しました。

    当団体のコメづくりは、村内外の協力者を集めて田植え・稲刈りをイベントとして実施、収穫米は天日干しするのが特徴です。あいにく2019年度は秋の台風の影響で酒造店への原料米の納入が遅れ、企画発案から商品完成まで1年以上を要しましたが、メディアでも大きく取り上げられるなど、今後の可能性に期待がかかるプロジェクトとなりました。

    概要

    期間
    2019年1月~2020年5月
    依頼元
    なし(自主企画)
    協力者
    株式会社鈴木酒造店長井蔵
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