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葛尾中学校「総合的な学習」の一部プロデュース

三春町の仮校舎で授業を続ける葛尾村立葛尾中学校では、「総合的な学習」の時間を利用して、子供たちの葛尾の記憶をつなぐための「ふるさと創造学」の授業が行われています。葛力創造舎は2017年度2学期、この「ふるさと創造学」授業の一部をプロデュースしました。

内容は、5人の3年生たちがプロのマーケターの指導を受けて、葛尾村の魅力をアピールする新商品を開発するというものです。講師は、福島県をベースに数々の農産加工商品の企画・開発・販売プロデュースなどを手掛ける株式会社GNSより招きました。

8コマほどの授業を通じて、商品の作り方やマーケティングの考え方を学び、自分たちの村を活性化するにはどうすればよいかを真剣に考えた生徒たちが、最終的に作り上げた「商品」は「葛尾絆ガチャ」です。モノではなく思い出を売りたい。そう考えた子供たちは、カプセルの中に葛尾の風景やお祭りなどの写真とその説明を入れ、これを見て葛尾に来てほしいと願って段ボール製の特大マシンを手作りしました。

この「葛尾絆ガチャ」は、10月21日のスクールフェスタ(文化祭)で発表され、多くの来場者に「商品開発を通じてふるさとを学ぶ」という学習の成果をアピールすることができました。なお、この作品は、双葉郡8町村の中学が集まる「ふるさと創造学サミット」(12月)でも、カプセルの内容をアップグレードして発表される予定です。

概要

期間
2017年9月~10月
依頼元
福島県教育委員会
協力者
株式会社GNS常務取締役 廣田拓也さん
2005年創立の株式会社GNSは、有機栽培や無農薬・無化学肥料の農産物を原料にした食品事業から、農産加工商品の企画・開発・販売プロデュース、商品デザインやブランディングまで手掛ける。グループ会社を通じて飲食店や物販店も展開。本社は福島県二本松市。

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