INTERVIEW

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葛尾村復興支援員
須賀 愛良さん

■「菜種を刈らないか?」が葛尾村を知るきっかけでした

出身は郡山市です。3人兄弟の末っ子で誰かが家にいることが当たり前の家庭でした。郡山女子短期大学生活芸術科を卒業して、2018年4月からは葛尾村に住んで復興支援員として働いています。郡山女子短期大学生活芸術科に進学したのは小さいころから絵を好きだったからです。彫刻が卒業制作でしたが、人と話すのは似た感覚があるように思います。

私は寒いのは苦手で、葛尾村は寒いので大変です(笑)。村民の方は伺うとお茶菓子とお話しがいつも尽きません。最初は壁を感じることもありましたが、だいぶなじんできた気がします。2018年は社会人1年目で、台風のような1年でした。なかなかできないことを一気に経験させてもらいました。

葛尾を最初に知ったきっかけは、自大学の先生から教えてもらったことでした。お誘いの言葉は「菜種を刈らないか?」とのことでしたが、最初は何をいっているかわかりませんでした(笑)。そして実際に菜の花を刈りに来たのが初葛尾村でした。菜の花を刈ってみてとても楽しかったです。郡山の実家の前に畑はありましたが、葛尾の畑は大きかったです。その年から毎年葛尾村の盆踊りにいくようになりました。就職を考える時期になり、いままでの生活と違うことをしたかったことや、親元を離れて違う土地で働きたいこと、菜種と盆踊りで葛尾村のことは知っていたので現在の復興支援員に応募しました。

■復興支援員の仕事

復興支援員の仕事では主にイベント企画を行っています。これまでは、イベントの企画運営(ラジオ体操など)、来館者対応、SNS発信、月1のフリーペーパーの企画制作などを行いました。住民の要望をヒアリングするために村民のお宅を訪問したりします。話をしていると一人暮らしの高齢の方は家族の話をしてくることが多いです。話し相手を求めているような気がします。

■これからも交流の場づくりをしていきたい。

村の人の交流の場づくりを引き続きしていきたいと思います。社会福祉協議会さんと連携をしてサロンを開くなどのアイデアがあったり、葛尾村に来ている業者さんが会議や打合せで交流会を使ってほしいと思います。葛力創造舎さんとも連携をして、お茶飲み会でも使えるお茶菓子をつくったりするのも面白いと思います。

もともと大学でアートを学んでいました。たとえば気分転換に、おじいちゃんおばあちゃんお子さんが、粘土や看板づくりなど、気軽にアート触れられる機会も作れればと思います。

(2018年12月取材)


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