INTERVIEW

PLAYER INTERVIEW

葛尾村 副村長
松本 弘さん

生まれも育ちも葛尾村野川です。高校卒業後すぐに葛尾村役場に入職。これまで総務課長や教育次長兼公民館長など住民生活課以外のすべての課を経験し、今年の春、副村長に就任しました。村民の方ならほぼ全員、お名前もご家族もお住まいも存じ上げていますよ。副村長は村長の補佐役として、各課長との打ち合わせや村長への提案、議会との交渉などを行います。事務方の責任者をイメージしてもらえばよいでしょう。

これまで仕事を通していろいろなことを学びましたが、ずっとこの村をより良くしようという思いで働いてきました。たとえば、東日本大震災後は地域振興課長として、被災ごみを減容化するための仮設廃棄物処理施設建設や除染土の仮置き場の調整などに携わりました。村民の皆さんが村に戻って来られるように努力し、実際に戻ってきてくださったときはやはり嬉しかったです。

また、(平成26年に拝命した)公民館長時代は、本当に多くの村民の皆さんと接する機会がありました。外部講師を呼んで教室やイベントを開いたり、バスで様々なところへ視察に行ったりと、村に戻った方々がより良い時間を過ごせるように尽力しました。こうしてこれまで携わったすべての仕事を通して、少しでも村民の皆さんのお手伝いができたのではないかと自負しています。

葛尾村は、若い世代を呼び込むための子育て支援や住宅補助などに力を入れています。現在、葛尾小学校の児童数は各学年1~2人です。数が少なくてできないこともある反面、少ないからこそ先生との距離が近く、一人ひとり発言する機会が多い、などの良いこともたくさんあります。支援が充実しているだけでなく、こうした「葛尾でしか経験できないことがある」というのが我々の強みですから、それを生かしてぜひ多くの人に帰ってきてほしいし、多くの新しい方にも来ていただきたい。県内の大学生を含め、葛力創造舎の活動を通じて村にやってくる若い皆さんが村に魅力を感じ、一人でも多く「ここに住みたい」と感じてくれることを期待したいですね。

(2020年5月取材)


ページ上部へ