PLAYER INTERVIEW
私の地元は福島市で、大学卒業後は家業を手伝いながら、公務員になろうと考えていました。葛尾村役場の採用試験を受けた理由のひとつは、中学生のころ剣道部の活動で葛尾村に来ていてお世話になった、という縁があったためです。
総務課の業務は幅広く、庁内を取りまとめるような役割を担っており、裏方の仕事が多く、「縁の下の力持ち」です。
私の業務は、広報と統計調査が主です。広報紙だけでなくホームページの更新なども行いますし、統計業務では今年行われる国勢調査も担当します。村民の皆さんと直接やりとりする機会は少ないのですが、昨年、広報紙の写真をご覧になった方が窓口に来て、「この写真すごくいいですね!」と言ってくださったときは本当に嬉しかったですね。やっていてよかったと思いました。
前に担当していた定住促進業務でも、移住を希望される方が早く定住促進住宅に入居できるよう、その方の思いに寄り添った仕事を心掛けて、直接感謝の言葉をいただけたときは嬉しかったです。こうして実際に村の方の役に立てたと思える瞬間に、大きなやりがいを感じます。
現在、葛尾村では農業や畜産業がどんどん復活しています。それが新しい雇用の場を生み、移住者の増加につながることを願っています。
また、震災前に比べてお祭りなどのイベントが少ないように感じます。村外の方が葛尾を知り、訪れるきっかけになるような、たくさんの人が集う場としてのイベントを増やせたらいいなと思います。
広報係は、村の動きや村内のニュースを伝えて、村民の方々とコミュニケーションを図る大切な仕事です。この業務を通じて、村内だけでなく村外へも葛尾の魅力を伝えたいと考えています。守備範囲の広い総務課ですが、ここで多くのスキルを身につけ、村の活性化のため「縁の下の力持ち」の役割を果たしていきたいと思います。
(2020年5月取材)